池井戸潤の小説が今年の10月にドラマ化されるそうです。
百年の歴史を持つ老舗の零細企業が、業績回復を図るために足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズ「陸王」の開発をするというストーリーです。d(^_^o)
実際に足袋屋さんを取材して小説を書いたようですね。
実は、約100年前に実際に足袋を開発しスポーツシューズメーカーとなった会社があります。
1912年ストックホルムのオリンピックで金栗四三がハリマヤの足袋を履いてマラソンに出ました。
日本が初めて代表選手を送り込んだ大会です。
(金栗四三はグリコのマークのモデルになった人と言われています。)
ハリマヤは、マラソンシューズ開発のきっかけになった会社と言われています。マラソンシューズの商品名には「カナグリ」の名前をつけたようです。
1991年世界陸上でマラソン金メダル、1992年バルセロナのマラソンでは転倒して話題になった谷口浩美選手も箱根駅伝ではハリマヤのシューズで走ったそうです。
日本人の足に合わせて作ったシューズとして活躍していましたが、バブルの終わりと同時期にハリマヤも終わったようです。
上の写真は、僕がレース用に履いていたハリマヤのシューズです。
デルモタスパイラルというシューズです。
もう、かなり昔ですが、お店で勧められて買った一足です。
もともと足袋屋さんなので、やはり日本人の足に合ったシューズで履きやすいシューズでした。
マラソン用ではありませんが、学生時代の頃レースの大事な時にしか履きませんでした。
今でも綺麗で履けますが、履かずに記念に置いています。
今やデザインがかっこいいシューズがいろいろなメーカーから出ていますが、履きやすい自分に合ったシューズは、未だになかなか見つかりません。クッション性や履きやすさ、軽さのバランスなど自分の足にしっくり来るこだわりのシューズに出会いたいものです・・・
どんなにデザインがカッコ良くても、足に合わなければマラソンで完走できなくなるかも。
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