走るための必須のグッズとは
僕がトレーニングや大会で一番大切にしているのが、ハートレートモニターです。学生の時から、使っているのでもう何台も買い換えています。
トレーニングの参考になるのはもちろん、大会の時もどのくらい負荷がかかっているのか?このペースで走っていいのかのバロメーターにしています。
オーバーペースにならない最適の心拍数を知ることでトレーニングのムダがなくなります。
最適な心拍数とは、速いスピードで走りながらも有酸素運動できる心拍数です。運動には有酸素運動と無酸素運動があります。おおざっぱに言うと・・・ゆっくりしたペースのランニングは有酸素運動、短距離走のようなダッシュするような走りは無酸素運動になります。
徐々に走るスピードを上げると有酸素運動から無酸素運動に変わるところがあります。このポイントをチェックしながら、有酸素運動で速く走れるペースで長い距離を走ることになります。
つまり、速く長く走れるようにするためには、最適な心拍数のポイントを高めることになります。また、このポイントをチェックすることで短い時間でも質の高いトレーニングができます。
日頃から安静時心拍数を測定しておくことで、体調・疲労度合のチェックも可能です。
ちなみにjawbone up3は安静時の心拍数を計測する機能があります。
腕に着けるだけで自動的に毎日計測されていくので便利です。
トレーニングのときのハートレートモニターの使い方
- LSD(ロングスローディスタンス:ゆっくり長く走る)で走るなら、最適の心拍数以下でゆっくり走ります。ゆっくり走っているつもりでも、心拍数上ゆっくりになっていないと効果がありません。
- インターバルトレーニングなら最適の心拍数よりやや上をねらって走ります。
- ランニングコースで一定区間を最適心拍数以上で走る区間を作る、回復のため一定の心拍数以下で走る区間も作る工夫をする。
- トレーニングを続けて行くと最適な心拍数のポイントは上昇します。
同じコースをいつもと同じように走っても、睡眠不足や疲れているときは心拍数は高めにでます。そういときは、トレーニング方法を軽いものに変えたり、ペースやタイムではなく心拍数に従いトレーニングします。
マラソン大会でのハートレートモニターの使い方
- フルマラソンなどの距離の長いものは、最適な心拍数をなるべく超えないようにチェックしながら走ります。登り坂などは心拍数が上がるので仕方がないですが、平地や下りで心拍数上オーバーペースにならないように注意します。心拍数を高めのペースで走ると後半失速してしまいます。
- あと、走っているとなんとなく気分が乗らないような、疲れているような気分がする時があります。そんな時に、ハートレートモニターを見ると全く影響が出ていない時があります。つまり、走り続けているうちになんとなく走る気持ちがのってこないだけです。こんな時にペースを落とした方がいいのか考える時がありますが、心拍数を見ると「大丈夫、このまま行ける!がんばろう!!」というのがわかります。
- 終盤にさしかかると、疲れがでてくるので心拍数は高めに出てきます。ここでペースを維持するのか、少しだけ落として最適な心拍数で走るのかは残りの距離で決めます。
- 残り数kmならラストスパートでペースを維持または徐々にペースアップ(ペースをあげすぎると疲労が溜まりすぐにペースダウンしてしまいます。1kmまたは500mあたりのペースでチェックしながらペースアップします。そしてどのくらいまで心拍数を上げるのかもチェックします。)
- まだ少し距離があるならラストスパートできる距離までは、なるべく最適な心拍数で走るようにします。
ランニングに限らず持久系のスポーツならおススメです。
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