コロナウイルス対策についてです。(今日はランニングや熊野古道の話ではないのです)以前に書いた記事の関連で、資金繰りの話です。(事業者向けの話です。)
ランナーでビジネスオーナーの方がたくさんおられます。私のなかでもそういった繋がりが多いのですが、そういった方からの相談やアドバイスしたことなどをシェアしたいと思います。
以前は、なるべく借入はしない方がいいという記事を書きました。
今回は事業をするうえで資金繰り対策として、返済の必要がない『もらえる』給付金について書いています。
持続化給付金とは
この給付金は『持続化給付金』というものなのですが、 要件を満たせば
の給付が受けられます。
新型コロナウィルスの拡大で売り上げが減少するなど大きな影響を受けた事業者に向けて、事業の継続と最近のために用意された給付金です。(資本金10億円以上の大企業は対象外となっています。)
昨年1年間の売り上げをもとに算出した減少分が給付の上限額になります。
事業規模によってはこれだけもらっても全然足りないという人もいるかもしれませんが、 給付つまり『もらえるお金』なので、借入を考えるよりもまずはこちらの準備をしましょう。申請方法も簡単なので、それほど負担にはならないと思います。
計算式、算出・判定方法
2020年1月から2020年12月のうち、2019年の同月比で売り上げが50%以上減少した月が計算の対象(事業者の側で選択する。)
具体例(持続化給付金申請要領より:自営業の場合)
2019年売上 | 2020年売上 | |
1月 | 30 | 40 |
2月 | 20 | 20 |
3月 | 10 | 20 |
4月 | 30 | 13 |
5月 | 30 | |
6月 | 20 | |
7月 | 30 | |
8月 | 30 | |
9月 | 30 | |
10月 | 20 | |
11月 | 20 | |
12月 | 20 | |
合計 | 300 |
4月の売上が2020年は、前年(2019年)よりも50%以上減少しています。
上の計算式に当てはめると 144万円=300万円ー(13万円×12ヶ月) ですから、144万円>100万円(上限額)なので、給付金100万円もらえます。
持続化給付金のホームページで売上額を入力すると自動計算されます
必要書類
- 本人確認書類
- 2019年の確定申告書類の控え
- 減収月の事業収入額を示した帳簿等(書式は問わないとされています。)
なお、確定申告は白色申告・青色申告がありますが、
- 白色申告→2019年分の確定申告書第一表(1枚)
- 青色申告→2019年分の確定申告書第一表(2枚)と所得税青色申告決算書(2枚)
が必要になります。(ホームページで申告書のPDFデータかスマホ等の写真データにして送信する)
申請方法
ホームページからの電子申請が基本になっています。
自宅等でインターネットでの申請ができない場合は申請支援を行う窓口(完全予約制)で窓口で電子申請をします。
電子申請後2週間程度で給付される予定です。 給付金に関する詳細やホームページ等については、補正予算成立後公表されます。
いつから?
補正予算成立後、申請用のホームページが利用できるようになります。手続きがスムーズにできるように、準備をしておきましょう。
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