コロナウイルス感染症のせいで、マラソン大会や様々な会合の中止が続いています。最近では移動制限も出てきているので本当にストレスが溜まりますね。
ランニングや熊野古道の話ではないのですが、知り合いや特にランつながり(会社経営者やビジネスオーナーが多い)で、聞かれることがちょいちょいあるので、ちょっと書いておこうと思います。
まず、日本政策公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付についてです。詳細は公式サイトでチェックしていただきたいのですが、「当初の3年間は利子補給があるため、実質的には無利息となる」というものです。
「どう?やっぱり借りといたほうがいいのかな?どう思う??」っていう相談です。
あくまで個人的な見解ですが・・・
「どうしても仕方がない(資金繰りが厳しい緊急事態とか)のなら、借りるべきでしょう・・・でもそうでないのなら、慌てて借りる必要はありません。」と答えています。
借りたら返さないといけないのです(当たり前ですが・・・)。例え最初の3年間が実質無利息であっても。借りた直後は一時的に資金が安定しますから当面は何とかなりますが、結局のところ返済が苦しくなってしまう可能性もあります。
以前にも貸し渋り対策や金融円滑化法など、事業者の資金繰りを安定させるため様々な資金対策がなされましたが、無計画な導入をしたために後になって借り入れ負担に苦しんでしまう事業者さんが少なからずいたのです・・・
先が読めない時期ですが、まずは資金繰りのチェックをするところから始めましょう。
- 資金繰りが厳しい緊急事態 → やむなく借りる(なるべく最小限に)
- 何とか大丈夫だか心配 → 借りておいて、なるべく使わずにストック
- 何とか大丈夫 → なるべく借りない
こういう時期は残念ですが消費が低迷します。すぐには消費につながらないかもしれませんが、こういう時こそ顧客との良好なつながりを維持する必要があります。
マーケティング
顧客の健康を気遣う挨拶状であったり、簡単なニュースレターであったり、何らかの方法でつながりを維持しておきましょう。
なぜなら、顧客は以前どこで買ったか・どこでサービスを受けたのかはいちいち覚えていないのです。ですから、何らかの形で接点を持ち続けることでリピーターになってもらえるのです。
こちら側は相手をお客さんだと思っていても、たまたまよそでサービスを受けてそのまま帰って来なくなったってことはよくあるのです。特にコロナで途切れてしまった関係は、そのまま顧客を失うことになります。
消費が低迷している一方で、別のところに人が動いているようです。例年の3倍以上の利用があるようです(⇒NHK NEWS WEB)、他にも屋外が人気のようですね(⇒紀伊民報)。宿泊客が4倍以上2、3泊のところ10日の長期の予約が増えているところも(⇒テレ朝NEWS)。地域・業種・業態にもよりますが、こういった動きに合わせた何かができるといいのですが・・・
そして、こういう機会に新しく来た顧客に固定客になってもらえるようにすることも大切なマーケティング戦略です。
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